「ホテルの部屋が暑いからエアコンを付けたい」と思っていてもエアコンのリモコンが部屋の中で見つけられないときがありますよね。
そして壁を探して見つけたのは「AIR CONDITIONER」と書いたパネルにL,M,Hと書いたツマミのみ。この記事ではそんなホテルのヘアコンの使い方を紹介します。
ビジネスホテルのエアコンのL,M,Hってなんだよ〜 わかんねえよ🌀 パリーグにしか見えてこないし pic.twitter.com/iSuREf8tGV
— ひか∞ (@rakutenaka) April 20, 2016
ホテルにあるエアコンのLMHはLow,Middle,Highの略

ホテルにあるエアコンのLMHはLow,Middle,Highの略で、つまり
- L:弱風
- M:中風
- H:強風
という使い方です。
ちなみにどのモードを選んでも、出てくる風の温度自体は同じ。
夏は冷たい風が、冬は熱い空気が出てきます。
車のマニュアルエアコンの風量だけ設定可能バージョンだと思いましょう。
今のあなたの感じる暑さ・寒さ具合に応じて、その都度手動で風量を調整する必要があるのです。
ホテルのエアコンがLMHタイプな理由はセントラル空調の仕組みだから

「いやいや、普通エアコンって温度設定して自動で部屋の温度を調節してくれものじゃない?」と思われた方に、どうしてエアコンがこの方式を採用しているのかを紹介します。
ホテルのエアコンがLMHタイプな理由はセントラル空調だからです。
セントラル空調とは全館空調ともいい、ホテルの屋上などに大きなエアコンを設置して、そこから全室に配管を通じて夏は冷気、冬は熱気を送り届ける空調の仕組みです。
よって送られてくる風の温度は部屋ごとには決められず送風量のみ決められる、というかたちなのですね。
ホテルのエアコンが効かないときの対処法

ホテルのエアコンをどう設定しても効かず暑い、もしくは寒いときの対処法は「窓を開けること」です。
というのも上記の通り、エアコンの送風温度はホテル側が全室一括管理することになります。
夏や冬はこまめに送風量を調節していれば基本的に困ることはないのですが、自室の温度調整ができずに困るのは春や秋などの季節の変わり目です。
外は割と過ごしやすい時期ではありますが、閉めきった部屋に日光が入りなんともムッと下空気になってしまいがち。
そんなときにセントラル空調が冷房になっていればいいのですが、季節の変わり目であれば全館統一で温風に設定されていて、LMHどれにしても暖かい風しか来ないこともあるのです。
この温風がエアコンから出てくる状況下ではエアコンで部屋を冷やすことは不可能。
ただ季節の変わり目なので外の空気はまだ涼しいことが多く、窓を開けて風を入れることでギリギリ乗り切りましょう。
ちなみに部屋が寒いときにも同様に窓を開けるとマシになることが多いのでおすすめ。
とはいえどうしても耐えられないときは、体調を崩す前に一度フロントに相談してみましょう。
セントラル空調のホテルは乾燥しがち

セントラル空調のホテルは、部屋の空気が乾燥しがちになります。
温度設定も重要ですが、特に冬場は部屋の乾燥にも注意しましょう。
普段あまり乾燥を気にしていないような時期でもホテルの加湿器は借りておく、寝る前は水に濡らして軽く絞ったタオルをベッド近くで干しておくなどの工夫をすることで、快適な空間となります。